アップ/ダウンカウンタ

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簡単な説明

パラメータ設定に応じて、入力パルスによって内部値が増加または減少 します。 構成されたしきい値に達すると、出力が設定、またはリセットされます 。カウントの方向は、入力Dirでの信号によって変更できます。

 

接続

説明

入力R

入力R (リセット)での信号で、出力および内部カウンタ値を開始値(StartVal)にリセット します。

入力Cnt

このファンクションは、入力Cntで0が1に移行する回数をカウントします。1か ら0への移行はカウントしません。

  • 高周波数カウント(LOGO!12/24 RC/RCoおよびLOGO!24/24oのみ): 最大2kHz。

  • これ以外の入力または回路素子は、低頻度カウント(通常4 Hz)に使用します。

入力Dir

入力Dir (方向)は、以下のようにカウントの方向を決定します。

Dir = 0:上方向
Dir = 1:下方向

パラメータ

オン: オンしきい値

 値の範囲: 0...999999

オフ: オフしきい値

 値の範囲: 0...999999

開始値:ダウンまたはアップでカウントを開始する初期値。

保持設定(オン)=ステータスがメモリで保持されます。

出力Q

Qは、Cntでの実効値および設定されたしきい値に応じて、設定またはリセッ トされます。

パラメータOnおよびOff

オンしきい値Onおよびオフしきい値Offは、既にプログラムされた別のファン クションの値によって与えることができます。

ブロック番号によって必要なファンクションを選択します。

タイムチャート

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機能の詳細

ファンクションは、入力Cntでのすべての正のエッジによるカウント1つごと に、内部カウンタを増加(Dir = 0)または減少(Dir = 1)します。

リセット入力Rでの信号で、内部カウンタ値を開始値にリセットできます 。R=1であるかぎり、出力Qは0で、入力Cntでのパルスはカウントされません。

出力Qは、Cntでの実効値および設定されたしきい値に応じて、設定およびリ セットされます。計算する場合は、以下の規則を参照してください。

計算規則

 

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0BA0~0BA5:

開始値パラメータはありません。カウンタは常に0からアップまたはダウ ンカウントします。

0BA0-0BA3:

オフパラメータはありません。このため、計算規則は該当しません。

注意

ファンクションは、カウンタの制限値を各サイクルに1度ポーリングしま す。

このため、高速入力I3、I4、I5、またはI6でのパルスがスキャンサイクル時間 よりも高速の場合、指定された制限値を超過するまでSFBが切り替わらない ことがあります。

例:サイクルごとに最高100パルスをカウントできます。この時点では900パル スがカウントされています。On = 950、Off = 10000です。値が1000に達すると、出力は次のサイクルで設定されます。

値Off = 980の場合、出力はまったく設定されません。

スキャンサイクル時間

LOGO!のスキャンサイクル時間の決定方法については、LOGO!マニュアルの付録を 参照してください。

 

概要