簡単な説明
参照されたアナログマスファンクションブロックにエラーが発生すると 、アナログマスエラー検出ブロックが出力を発生します。
接続 |
説明 |
入力En |
アナログマスエラー検出ファンクションブロックを有効にします。 |
入力R |
出力をリセットします。 |
パラメータ |
参照対象のFB: アナログマス命令のブロック番号 検出対象エラー: ゼロによる除算、オーバーフロー、または[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] 自動リセット: 傷害状態が解消されると、出力をリセットします。 |
出力Q |
参照されるアナログマスファンクションブロックの最後の実行で検出対 象のエラーが発生すると、Qが高に設定されます。 |
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0BA1~0BA5: 0BA6よりも前には、アナログマスエラー検出ファンクションブロックは存在 しませんでした。
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パラメータ参照対象のFB
参照対象FBのパラメータ用の値は、既にプログラムされているアナログマ スファンクションブロックのブロック番号を参照します。
機能の詳細
アナログマスエラー検出ファンクションブロックは、参照対象のアナロ グマスファンクションブロックにエラーが発生すると、出力を設定しま す。 ゼロによる除算エラー、オーバーフローエラー、またはどちらかのタイ プのエラーが発生したときに、出力を設定するように、ファンクション をプログラムすることができます。
[自動リセット]チェックボックスを有効にすると、ファンクションブロッ クが次に実行される前に、出力がリセットされます。 有効にしなかった場合、アナログマスエラー検出ブロックがRパラメータ でリセットされるまで、出力はその状態を保持します。
スキャンサイクルで、参照対象のアナログマスファンクションブロック が、アナログマスエラー検出ファンクションブロックより前に実行する と、エラーはそのスキャンサイクルで検出されます。参照対象のアナロ グマスファンクションブロックが、アナログマスエラー検出ファンクシ ョンブロックの後に実行すると、エラーは次のサイクルで検出されます 。
アナログマスエラー検出論理表
下表で、「検出対象エラー」は、検出する対象のエラータイプを選択す るアナログマスエラー検出命令のパラメータを示します。 Zeroは、アナログマス命令によって、実行の終了時点で設定されるゼロによる除算のビットを 示します: 1はエラーが発生した場合、0は発生しなかった場合です。 OFは、アナログマス命令によって設定されるオーバーフロービットを示し ます: 1はエラーが発生した場合、0は発生しなかった場合です。 [ゼロによる除算] OR [オーバーフロー]は、参照対象のアナログマス命令の、ゼロによる除算ビ ットとオーバーフロービットの論理ORを示します。 出力(Q)は、アナログマスエラー検出ファンクションの出力を示します。 “x”は、ビットが"0"または"1"で、出力に影響しないことを示します。
検出対象エラー |
Zero |
OF |
出力(Q) |
ゼロによる除算 |
1 |
x |
1 |
ゼロによる除算 |
0 |
x |
0 |
オーバーフロー |
x |
1 |
1 |
オーバーフロー |
x |
0 |
0 |
[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] |
1 |
0 |
1 |
[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] |
0 |
1 |
1 |
[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] |
1 |
1 |
1 |
[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] |
0 |
0 |
0 |
参照対象のアナログマスFBがヌルの場合、出力は常に0です。